メニエール病はどんな症状が起こるものなのでしょうか。代表的な症状を挙げていきますが、必ずしもその症状全てが出るわけではありません。程度も軽かったり重かったり、個人差があります。
メニエール病の一番代表的な症状として、めまいが挙げられます。突然回転性のめまいに襲われるので、最初はとても驚くと思います。平衡感覚がおかしくなるので、立っていることも横になっていることも辛いでしょう。とにかくぐるぐると目が回っている状態です。
なったことがない人には分からないかもしれませんが、グラリとくるめまいとは違い、一点を軸にして、世界が文字通りグルグルと回るのです。これでは立っていられるわけがありませんね。このめまいが30分から数時間続くこともあります。
頭が重く感じられ、圧迫感のある頭痛を感じます。あまりにも強い頭痛がめまいと共に出た場合、すぐに病院に行きましょう。とはいっても、めまいがしているときに自分で行くことはかなりの困難ですので、誰かに付き添いをお願いしなければいけません。
難聴の出方には様々なケースがあり、発作と同時に出る難聴、発作がおさまったあとには何事もなかったかのようになる一時的な難聴、何度も何度も発作を繰り返し、聴力が落ちてしまう難聴があります。低温が聞き取りにくくなります。
多くは発作の前にひどい耳鳴りを感じ、発作がおさまると共に耳鳴りもおさまっていきます。何度も発作を繰り返していると、常に耳鳴りがするようになってしまいます。気圧にも関係しているようです。
これまでは代表的な症状を紹介しましたが、その他にも様々な症状がありますので、簡単に紹介していきたいと思います。
メニエール病になると、耳の閉塞感を覚えることがあります。これは高い山に登ったときなどに起こるアレです。メニエール病でなければ、ツバを飲み込んだりすると治るのですが、この場合は、利尿剤を使って、体の余分な水分を体外に出さなければ改善されません。難聴気味になっているのを閉塞感と感じることもありますので、勘違いしないことが肝心です。
こうした症状のほかにも、頻脈や顔面蒼白、肩こりなどを覚える場合があります。